光の体験 人生回顧体験

臨死体験の主な特徴として「光」体験が挙げられます。多くの体験者の報告する所によれば、この光は人格を持っており、かつ「命そのものの光」であり、この光に遭遇すると、「自分のすべてを知りつくされ、理解され、受け入れられ、赦され、完全に愛しぬかれる」体験が起きるといいます。この愛は恋人や家族から感じる愛情とは比較にならないほど広大で、人間や生物のそれぞれの命が、自然界の大きな秩序の中で役割を果たして調和している様子をこの光の中で感じられたといいます。

レイモンド・ムーディによると、臨死体験者のほとんどがこの光に遭遇したとされます。またアメリカの学者、ケネス・リング博士やセイボム氏の研究によると、この光体験には性別・年齢・人種・居住地・職業・宗教などの個人的背景や、病気か事故死などの死因の違いによっても差が見られないとのことです。(ケネス・リングとは、セイボム氏と同様に臨死体験の研究に科学的・統計的な方法を導入して研究をおこなった学者です)

臨死体験の中に、人生回顧の体験をする人がいます。
この体験は、日常では記憶の底に忘れ去られていた過去の出来事を再体験するというもので、その際には体験者である自分の視点だけではなく、かつての自分が影響を与えた他者の視点からも出来事を再体験すると言われています。過去に自分が他人を傷つければ、傷つけられた他者の視点からその体験を味わい、喜びを与えればそれも再体験される。こうした体験により、蘇生後は他者への思いやりや自己への責任感が飛躍的に強まるというのです。
また自分が間接的に他者に与えた影響もここで体験する、との報告もなされています。臨死体験者として有名になったダニオン・ブリンクリーという人は、自らが配送した武器を自国の兵士たちが扱い、それにより殺された戦争被害者の感情や、その被害者を失った家族の悲しみを臨死体験中に味わったと著書で記述し、後悔をしています。また、ベティー・イーディーという人は、自らが起こした想念や行動が他人に影響を与える「ドミノの波」となり、世界中に影響を広げていき、最後には自分に戻ってくる、という「波及効果」のビジョンを見たことを著書にあらわし、告白しています。

レイモンド・ムーディは、この回顧体験には光の存在が現れる場合と現われない場合とがあり、前者の方が体験が強烈になることが報告しています。また、他者の視点に立ち過去を振り返ることで、蘇生後はより調和的な人格に変わるという内容から、この体験の存在は、臨死体験が全て自分の脳内でのみ起こるという脳内現象説への1つの反証例として提示しています。



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